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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第37話 発表会
296/313

火災報知器(煙感知器)

 旋律がひと段落すると、リンはトウ兄に視線を一瞬だけ送る。

 意味をくみ取ったトウ兄と先輩が杖を投げられ、五本の杖が宙に舞う。

 音も色も輝きも増す中、もう一つ増したものがリンを悩ませる。

「おっとっと……」

 本番用の杖の重さがリンにのしかかり、バランスを崩す。

 前後左右にふらつきながらも、杖が奏でる音色と流れる曲にリンは酔いしれる。


 宙に舞うバトンが天井の丸い出っ張りをかすめると、赤いランプが灯った。


 やがて曲が終わり、リンがバトンを机の上に順番に置いていく。

 盛大な拍手が巻き起こる中、リンは手を振って歓声に応えていた。

(あれ?誰か来た)

 リンが舞台から降りようとすると、入り口に人が来ているのに気づく。

 保育士が対応し、その人となにやら会話を始める。

「え?火事ですか?ここで?」

 保育士さんがリンにもはっきりと聞こえる大きな声を上げた。


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