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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第34話 リハーサル
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リハーサルとその結果

「つ、杖を!?なんで!?」

 ゆっきーの言葉にリンは驚きの声を上げる。

「リンちゃんって杖をいつもただ維持に持ち歩くよね」

「そりゃマジック研究会だもの」

「でしょう。だからこそ今度の発表会次第で最後になるかもよ」

 いわれてリンは発表会が魔法を使う最後になりえると気づく。


 シルクハットにポーリャが杖をあてると中からぬいぐるみや風船が出てくる。

「入学してから今まででよくできてはいるよ……ただ今の子はめざといから」

 ポーリャが意見を求めると、最近の子はすぐガンガン意見を言ってくる。

 それを回避するためにもうひとひねり必要だと岩筒地は話す。

 リンは杖で指の間に入れたボールを魔法で増やしジャグリングをやろうとした。

「ジャグリングってマジックだっけ?」

 根本的な意見がが菫山から出る。

「まあまあ。杖を使ったジャグリングやテクニックを教えてもらおうよ」

 ゆっきーの一声でリン八アブの見学に行く決意を固めた。

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