表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
254/313

内緒の話へ

「もー!トウ兄たちはもー!順番決まったらもうどっか行っちゃうなんて――」

「まあまあ。最初と最後やってくださるだけでもありがたいですわ」

「そういう自分もちゃっかり二番目」

「女子の最後はリンちゃんだからポーリャさんとトウグ君と連携とってね」

「私も参加できたらよかったんですが……」

 それぞれがおのおのの口を開く。

 なおも口を開こうとするリンを瞳に移し、ツグ姉は母からヘッドセットを受け取る。

「これでお母さんにも看護師さんにも内緒の話ができるよ」

 研究会の話を内緒にしておきたいという体裁で親から借りたとツグ姉は話す。

「保育園の発表会は私もお母さんも見に行けるように調整するからね」

 ヘッドセットを身に着けたツグ姉が画面越しに話しかける。

「いろんな人が来るの?」

「保護者の人と教頭先生と広報委員は来るでしょうね」

「だったらなおさらトウ兄たちとお話ししようよ。お話は大事なのよ!」

 興奮気味に話すリンをポーリャはなだめ、朝霧が諭す。

「男子は男子、女子は女子に分かれたと思えば好都合ですのよ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ