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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第31話 図書室の本
246/313

魔女

「どうしてわかるんですか?」

「ここにいれば魔法のことなら何でもわかります」

「あわかった!そういう魔法なのね。ていうことはあなたも魔女?」

 玉座に座った人との会話で、リンは結論付ける。

「はい。そちらでいう正規の試験を受けて正式な魔女になったものです」

 玉座に座った人はニコニコしてリンとの話を続けていく。

「どうしようポーちゃん。ちゃんとした魔女さんって初めて見るよ」

 興奮気味にリンはポーリャに話しかける。

「どうして私たちを?」

 ポーリャはリンとは対照的に淡々と玉座の人に呼んだ理由を聞く。


「魔法を使いたそうでしたから」

「ここにいれば使えると?」

「はい。ずっと魔法を使って暮らしていけますよ」

「だってさ。どうするポーちゃん?」

「断る」

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