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会話の花
「次回の校内新聞についてのお話ですわ」
菫山と入れ違いに朝霧がやってきて内容を告げる。
「広報委員のお話なので席を外しました。ところで――」
朝霧は魔女探しについてゆっきーに質問する。
その質問にゆっきーが答え、岩筒地が補足して会話の花が咲く。
「ありがとねポーちゃん」
「マジックは秘密。タネも内容も」
「気をつけるよ」
リンとポーリャは短く会話して朝霧たちの会話に参加する。
「というか菫山君以外の男子も私たちの会話に参加すればいいのに」
「……さすがにそれはちょっと」
リンのつぶやきにゆっきーが答え、リンが理由を問いかける。
「菫山さんは岩筒地さんが巻き込んでいるだけですから」
朝霧の説明にわだかまりを覚えたリンは放課後トウ兄に聞いてみることにした。




