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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第30話 魔女のうわさ
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なんでマジック研究会?

「そもそもさ、なんでマジック研究会なわけ?」

 終わりかけた話を興味本位からかすみれ山が首を突っ込む。

「え、えーと……」

「小学生のころに姫野先生に会ったから」

 しどろもどろになるリンと対照的にポーリャはきっぱりと答えた。

「なるほど。なら仮に園芸とか天文研究会でも毎日やった?」

 ポーリャは少し間を置く。

 その姿は質問の真意を探っているようにも見える。

「何が聞きたいの?」

 菫山の意図を探るべく、リンが問いかけた。


「ん?小学生のころ噂あったじゃん。この町のどこかに魔女がいるってやつ」

「あったねー。あちこち歩きまわったよね」

「岩筒治ちゃんも?私たちもよ」

「ゆっきーも?どの辺探した?」

 岩筒地とゆっきーが会話に入ってきて昔話の花が咲く。


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