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クラスメイト
「教頭先生が来て直々に指導!?」
リンから説明を受け、菫山の目が点になる。
「そ個から先はおって考えるんだって」
机に突っ伏してリンは答えた。
「なるほどなるほど。よっしゃ!ここは広報委員会も人肌脱ぐぜ」
菫山の言葉にリンの顔が輝く。
「ああいつも教頭先生には痛い目あわされているからたまにはぎゃふんと――」
「広報委員会のは自業自得でしょう!」
「たまには共闘の鼻をあかすっていうか一泡吹かせたいじゃん!」
いつもの感じに菫山と岩筒地が夫婦漫才が始まる。
「あの二人は置いといて、どうするリンちゃんポーちゃん」
心配そうにゆっきーがリンに話しかけた。
「なるようになる」
「マジック研究会好きだからね。何とかしてみるよ」
ポーリャとリンが明るい声でゆっきーに答える。




