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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第3話 見習いになりました
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リフレイン

 リンは杖を手にしたまま耳を抑える。

「私この音苦手なのにー!」

 音が大きくなりだした次の瞬間、急に静かになる。

 先ほどと同じく、鳥のさえずりやグラウンドからの声が聞こえてきた。

 リンが周囲を見渡すと、杖を手にした姫野先生の姿を見つける。

「ありがとうございます」

「魔法を使うときは魔法に集中、ね」

 姫野先生の言葉に返事をし、お茶を一口飲んで、リンは杖を構える。

「あれ?杖が……」

 三度魔法を唱えようとしたとき、杖からの光が弱くなっていることに気づく。

「先生、これって」

「杖に蓄えられている魔法力が減ってきたってことね。あと一回ぐらいかな」

 その言葉で、リンは昨日を思い出す。

 姫野先生との出会いを。花畑の風景を。光に包まれた幻想的な場面を。

 鮮明なほどに鮮やかに、記憶がよみがえってきた。

「ひょっとしてあの時、杖に魔法力を籠めていたんですか?」


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