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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第29話 買い物に行こう
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二階専門店エリアにて ~朝霧視点~

「去ったあとでしょうか。次はどこへ行きましょうか」

 朝霧が店を出た瞬間、一瞬電気が消え即座につく。

「瞬間停電ですの?」

 何らかの事情で電気の供給が止まる事態を瞬間停電と言う。

(対策はしてあるでしょう……清白さんなら原因究明に動きそうですね)

 同級生で現在迷子の魔法の後輩を、朝霧の頬が緩む。

 転校ばかりで朝霧がつけていた仮面を外すきっかけをくれた人に思いを巡らす。

 新しくできた友人のリンのことを考えるとどうしても顔がにやけてしまう。

(いっそ魔法で――それは控えましょうか。人目もありますし)

 まずは自分で、魔法に頼るのはそれからと師匠の言葉が朝霧の頭をよぎった。


「屋上に向かっていそうですわね」

 朝霧は案内板を見て階段に向かう。

(まるで宝探しですわね)

 久しく忘れていた感情を思い出し、朝霧は楽しげに歩いていく。

(ポーリャさんも屋上に行くでしょうか?お会いできたら良いですわね)

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