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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第27話 【第三章】マジック研究リスタート
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久しぶりの魔法

「熱くなりすぎ。深呼吸」

 ポーリャは少しだけ熱がこもった口調でリンに話すと、深呼吸を始める。

 熱意を肩透かしされたリンは、やる気がなえていくのがわかった。

(くじけるもんか!ポーちゃんのやる気を出す方法がなにかあるはずよ)

 リンは大きく息を吐き、気持ちを奮い立たせる。

 そしてリンは頭に酸素を送るため、ポーリャの動きに合わせて深呼吸を始めた。


「そもそもどうして熱くなったの?」

 深呼吸が終わると、ポーリャが抑揚のある口調でリンに聞いてきた。

「ポーちゃんにやる気を出してもらいたくて」

「どうして?」

「早く魔女ひなになって、ゆっきーを誘って魔法の練習を一緒にやりたいから」

 リンはポーリャに自分の気持ちを伝えると、杖を手に取る。

「ずっとイメージトレーニングは続けていたの。だからきっとうまくいくはずよ」

 心に綿毛が集まり雲になる状況を思い浮かべ、リンは魔法の言葉を口にする。

「音色よ音色、音の色――」

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