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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第26話 転校生
202/313

身長差

「そんな感じだよ」

 しどろもどろに答えるリンの様子を見て細花先輩は微笑む。

「ちゃんと答えようとするリンちゃんなら、みんなも答えてくれるはずさ」

「もートウ兄はそうやって大人びててずるい!同じぐらいの背で一緒に動いてたのに」

「そりゃ一年先輩だからね。リンちゃんも二年生になればわかるよ」

「そうかなあ」

「まだまだ伸び盛りだからね。僕もリンちゃんも」

 細花先輩はそう告げると、集めていた本の山を持ち上げる。

「そろそろ仕事にもどろうか。本のジャンルはどこがどこだかわかるかい?」

「え?えーっと……お願いします」

「なら一緒に行こうか。案内するよ」

 本を持って出図書室への出入り口に細花先輩は向かう。

 リンは出入り口に先回りして扉を開けた。

「ありがとう、リンちゃん」

 楽しそうにお礼を言いい、細花先輩はリンの目の前を通り過ぎる。

 頭ひとつ分は離れている身長の差を、リンは改めて感じていた。

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