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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第25話 図書室での再会
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回るおもい

「背負う?リンちゃんが?」

「うん!トウ兄って今何か背負ってるんでしょ?」

「まあ肩の荷が重いとは感じるね」

「でしょ。ちょうど私も温かくなって肩の荷下りたから今フリーだし背負えるかなって」

「えーっと……つまり暖かくなったらリンちゃんの肩の荷が下りたんだね」

 話を整理しようとしているのか、細花先輩はリンの言葉を繰り返す。

(あ!季節の精霊とか魔法のこと内緒だった!どうしよう)

 リンは心の中で冷汗が流れる。

「願掛けとかおまじないとかをやっていたのかな?」

「へ?」

「そういうのは内緒にしておくものだよ。たとえ相手が誰でもね」

 共通点を探していた細花先輩は一人で結論づける。

(なにかと勘違いしちゃった?私が魔法で雪降らせて季節無茶苦茶にしたのに……)

 そのことを教えようとするリンの脳裏に、魔法は内緒との言葉がよぎった。

 内緒にするか正直に話すか、天秤が揺らぎリンの頭を悩ませる。

「でも暖かくなったね、本当にさ」

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