表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第25話 図書室での再会
197/313

魔法使ってみたい?

「トウ兄も魔法使ってみたい?」

「魔法?」

「そう。魔法。もし私が魔女だったとしてトウ兄は魔法教わりたい?」

 意を決してリンは細花先輩に聞いてみた。

「そうだね、魔法か……」

 分類別にまとまっていた本を準備室の外に持っていく。

 リンも同じ冊数の本の山をもって後に続いて運ぶ。

 それが終わると、細川先輩は返却されたばかりの本をもって準備室に戻る。

「ありがと、リンちゃん」

 準備室の扉を開けて、道を作ったリンに細川先輩はお礼を言う。

「覚えてみたくはあるよ。ただほかの人に譲ろうかな」

「え?譲っちゃうの?」

「うん。僕にはやりたいことがあるか――ってリンちゃんどうしたの?」

「やっぱり。やっぱり、みんな変わっちゃうんだ。私だけが――」

「昔と一緒だって」

 ショックを受けたのか、下を向いてポツリと話すリンを細羽は先輩は励ます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ