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姫野先生の話
「『時間を効率よく使うには意味も考えてね』なの?」
「そう。それが姫野先生の話」
リンの質問にポーリャは首を縦に振る。
「ウトウト?寝てた?」
「起きてたよ。ゆっきーやトウ兄と魔法を勉強できたらなって考えてた」
「うん。そう思う。マジックの練習」
リンの言葉の一部をポーリャは言い直し、一緒に教室に戻る。
「リンちゃんポーリャちゃんおかえりー」
「ただいまー。配膳どう?」
「今始まったよ。早く並ぼ」
教室に入ると、リンは声をかけてきたゆっきーと会話する。
「お昼が終わったら午後の授業と部活だねー。気合い入れていこっか」




