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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第3話 見習いになりました
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マジック研究会

「リンちゃんが持ってきたのは、マジック用の杖だからね」

「そっか。ほかの子も来るんですね」

「『マジック研究会』だからね、ここは」

「なら卒業した時に魔法も卒業――」

「それまでに自分用の杖を作るのが、目標になるかな」

「はい。一日も早く自分の杖を作れるようになってみせますね」

 当面の目標を教えられ、リンはやる気に満ちて杖を手にする。


「どうすれば魔法が使えますか?」

「まずは自然の力をひとつ選ぼうか。魔法は自然から力を借りるものだからね」

 姫野先生の顔を見て、リンは考える。

「先生は何を選んだんですか?」

「私?光の力かな。自分の好きなものを選ぶと使いやすいよ」

「好きなものですか……」

 リンは自分の好きなものを頭の中で思い浮かべる。


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