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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第23話 あふれる思い
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空想

「変えれるとこは変えても良いよ。意味や理由をちゃんと理解できてるのなら」

(ルールかあ……)

 姫野先生の話が続く中、リンは別のことを考えていた。


(魔法が内緒ってのを変えたらみんな堂々と会話できるんだよね)

 どうして内緒なのか、リンは理由を考え頭を悩ませる。

(そうしたらトウ兄やゆっきーとも一緒に学べるのに)

 三人で一緒に魔法を練習する姿をリンは想像する。

(練習するんなら、いろんな子とやりたいな。新しい発見あるかもだし)

 いろんな人の考えを知って吸収しようとリンの好奇心がうずく。

(あれ?でもそうすると先生の魔女たま担当は三人?)

 空想に思いをはせていたリンはふと気づく。

(男の子もなれるのかな魔女って。なれるとしても問題は人数よね)

 仮に自分が魔女球を卒業したという仮定で、リンは考える。

(どっちかを選べっていうことになるよね。姫野先生忙しそうだし)

 昨日は結局待ちぼうけを食らったリンは、状況を考え直す。

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