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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第22話 もう一人の先輩
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日本語マジック

「とーぐーだとね、東宮になって王子様って意味になるんだ」

 遠い目をしてリンに説明する細花先輩。

「日本語って魔法みたいだよね、プリンセス」

「私はお姫様ってがらじゃ――」

「うん知ってる。僕も王子様扱いはちょっとね」

 そう言って細花先輩は朗らかに笑う。

(なんだ昔のまんまじゃん。変わったのは背と声だけか)

 見た目が変わったことで中身も、と警戒したのか、リンは胸をなでおろす。

 雰囲気は和やかなものになり、二人はそのまま職員室に到着する。


「姫野先生なら出ていますね。しばらくしたら戻ってくると思いますよ」

「そうですか……困ったな」

「応接室で待っていますか?お茶ぐらい出しますよ」

「教頭先生!それはちょっと……」

「生徒との交流も教師の務めですよ。どうなさいますか?」

 扉の近くで細花先輩が声をかけた先生が教頭先生とわかり、リンは緊張する。


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