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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第3話 見習いになりました
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姫野先生




「先生、リンちゃんって呼んでください」

「ここは学校だから、ね」

「昨日はリンちゃんって――」

 昨日と同じように呼んでほしいのか、リンは姫野先生に昨日のことを口にする。

「ひとまず職員室に行こうか。そのあと部室に案内するね」

 話し終える前に、姫野先生は言葉を重ね、職員室に向かう。

 何か言いたそうな顔をして、リンはその後ろを歩く。


「魔法を教えるときはリンちゃんって呼んで、普段は清白さんでどうかな?」

 廊下で二人っきりになると、姫野先生は小声で話しかけた。

「それならまだ……」

「ありがとう、清白さん。職員室の荷物、一緒に部室に運ぼうか」

 しばらく考えてから答えたリンに、姫野先生はお願いをしてきた。


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