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セージの意味
「セージは花の種類からです!」
「ムキになるところが怪しい」
真っ赤になってすぐさま否定した朝霧に茶々を入れる岩筒地。
「えーっと……何の話?」
「花の話」
「好きな人とかはリンちゃんには早かったかな」
「みんな好きだよ。お父さんもお母さんもゆっきーも岩筒地ちゃんもポーちゃんも」
「私は?」
リンの質問にポーリャが答えゆっきーが補足していると、朝霧が割って入る。
「好きだよ。私の好きと岩筒地ちゃんの言った好きって一緒でしょ?」
「セージはスカーレットやホワイトパイナップルいろんな種類があるんですの!」
「シソもセージ」
ポーリャがポソッと呟く。
「一度調べておくといいですわ!今日もマジック研究会に顔を出すのなら!」
朝霧はそう告げるとスタスタと自分の席に戻っていった。




