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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第20話 成長するということ
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オノマトペ

 姫野先生はリンの服を洗濯機から取り出し、かごに入れると部屋干しを始めた。

「光よ光、温めて」

 姫野先生が魔法を唱えると、部屋が暖かくなっていく。

「そっか、光の魔法なら温められるのか……良いな光」

「隣の芝は青いってね。音でもできると思うよ」

「え?どうやって?音で吹き飛ばすんです?」

 服が痛む気がして、リンは困った声を上げる。

「オノマトペを使ってごらん。あかあかとかふわふわとか」

「この場合ならめらめらですね!」

 頭をよぎったものを即言葉にするリン。

「それは強すぎかな。大切なのはイメージよ」

 ぽかぽか、ほかほか、ぬくぬく。

 姫野先生はリンに例えばの例として教える。

「イメージ……オトマノペでイメージ……」

「惜しい。オノマトペよ」

 姫野先生はリンに再度教え、洗濯物の乾き具合を確かめる

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