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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第20話 成長するということ
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お茶会




 答えを待っていると、お茶の香りがリンの花に届く。

「良い香り……」

 お茶の香りに誘われて、リンはお茶を口にする。

「美味しい……私が入れると香りだけなのに」

「ゴールデンルールってのがあってね――」

 おいしいお茶の入れ方の話をリンにすると、姫野先生もお茶を一口含む。

「魔法は自然の力。どこにでもあるものよ」

 最初に聞いたリンの質問に優しい口調で答える姫野先生。

「だから失敗するんですか?冬将軍さんの話みたいに」

「それもあるね。リンちゃんの場合は気持ちが先走ってるのもあるよ」

「ならパルキオと協力して自然の力って意識しながら使えば――」

 リンはパルキオを見つめ、パルキオもリンを見つめる。

「ええ。パートナーと心を通わせて、いっぱい学んでいってね」

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