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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第18話 久しぶりの先輩
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踏切前

 踏切の音がリンの耳に届く。

 鳴り響く定期的な音のおかげか、リンは我に返る。

「リンちゃんポーリャちゃん。お腹すいてる?昼の残りがまだあるよ?」

「いただきます……卵かあ」

 複雑な顔で卵焼きを見つめるリン。

「どうしたの?卵苦手?」

「え?えーとそういうわけじゃあ……」

「魔女たま」

 ぐぬっと顔を崩しポーリャの顔を見つめるリン。

 その二人の様子を電車が眺め、通り過ぎて行った。

「わかりやすいと思うよ。魔女たまから魔女ひな、それで見習いとか」

「そりゃそうですけど……」

「見習いを目指して毎日を大切にしてね」

「本当なら今日は魔法の練習をしたかったです……ところでどこに行くんです?」

「病院よ。入院してる一つ上の子が魔女をやめるって連絡があってね」

 音が鳴りやみ遮断機が上がり、車は出発する。

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