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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第17話 一日を終えて
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おかえりのあとで




「……ってことがあったの」

「解決できてなによりですわ」

 杖をケースに片づけ終えてから朝霧が話す。

「ありがとね。ポーちゃん、朝霧ちゃん」

「なんの話かしら?」

「たぶん魔法かなにか使ってくれたんだなって」

「これは杖を出してどう描くか相談してただけですわ」

「それでもありがとうだよ。私に任せてくれて」

 顔を赤らめうろたえる朝霧に何度も頭をさげるリン。もちろんポーリャにも。


「そろそろ二人が来ますわ。魔法の話はまたあとでしましょうね。魔女たまさん」

「ちょ!」

 冬将軍の言葉を使う朝霧に肩をすくめ、ポーリャも杖を片づけ、リンにも促す。

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