表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第16話 季節の時間
128/313

見習い以前ひな未満

「まあ努力は認めようか」

「ホント?ならすぐに春が来るの?」

 なんとか妥協点を見つけ出し季節を戻そうと決めた冬将軍にリンは即座に問う。

「春はまだまだ先じゃ。それだけのことをしたのだと自覚せい。この魔女たまが」

「魔女たまってなによ魔女たまって」

「見習い以前のひな未満。卵も同然ならこれで十分じゃ」

 にんまりと笑い、冬将軍は満足そうに髭に手を当てる。

「ぐぬぬ……名前といい魔女たまといい好き勝手に言いたい放題……」

 一方でリンはおかんむりな様子で冬将軍を見つめる。

「いいわ!次会うときは私の実力見せつけてやるんだから!」

「ほっほっほ。楽しみにしておるぞ。また秋の終わりにな」


 冬将軍がそう言うと、周囲の景色ががらりと変わった。

「あれ?ここは学校?」

「おかえり。どうだった?」

 声に振り向くと、杖を持ったポーリャがリンに話しかけてきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ