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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第16話 季節の時間
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季節の谷

「そもそもここに何しに来たんじゃ娘っ子さんや」

「冬将軍さん、名前で呼んでよ!リンでも清白でもこの際りっかでも良いから!」

 リンの言葉を軽く聞き流し、冬将軍は真面目な顔になる。

「魔法を覚えたての者がほいほい来て良い場所と思うておるのか?ここが」

「ここってどこなの?」

「季節の谷、じゃよ」

 大きく息を吐いてから簡潔に説明する冬将軍。

「だったらなおさらよ!私はここにきてやることがあるの!」

「何をやるんじゃ。ここで」

「私が雪を降らせたから!だから今はまだ寒いの!もう四月なのに!」

 あきれたように聞く冬将軍に切羽詰まった表情で答えるリン。

「なるほどの。終わりかけた冬が強くなったのはそのためか」

 また冬将軍がパチンと指を鳴らすと、周囲が移る。

 あたりはまだ冬模様。雪景色が空を、木々を、立っているところを包んでいた。

 

「自然の力は強大かつ偉大な力。下手に干渉するとこうなるんじゃ」

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