表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第16話 季節の時間
124/313

自己紹介をしたはずが

「ちょっと!会話って向かい合ってするものでしょ!顔見せてよ!」

 暗闇の中にリンの大声が響き渡る。

「うん?………………なるほど」

 冬将軍は少し驚いた声を出し、少し間をおいてからパチンと指を鳴らす。

 すると周囲が明るくなり、リンの目の前に鎧を着た髭の生えた人が立っていた。


「これで良いか?魔法を覚えたばかりの娘さんよ」

「リンって呼んでよ!もしくは清白!あと見習い中!」

「見習い以前の問題じゃろう」

「どういうことよ!」

「見習いであれば、儂の姿がちゃんと見えておるはずじゃ」

 叫ぶリンの額になにか柔らかいものが当たる。

 落ち着け、と言っているのだろうか、パルキオが肉球でぺちぺちと叩く。

「見習い以前、鶏で言うなら雛どころか卵じゃな」

「ぐぬぬ……」

 パルキオになだめられつつ、リンは冬将軍の言葉に耐え続ける。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ