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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第16話 季節の時間
122/313

暗闇の中で

「ここは……?ポーちゃん、朝霧ちゃん?」

 尻もちのときに目を閉じたのが原因なのか、気が付くとリンは闇の中にいた。

 リンの呼びかけた声はむなしく闇の中に溶け消えていく。

 途方に暮れたリンの肩にパルキオが登り、額の石が淡く光る。


「ありがと、パルキオ」

 リンはパルキオにお礼を言って頭を優しくゆっくりとなでる。

 そしてパルキオが照らす青緑の光をもとに、暗闇の中を進むリン。

 自分の靴音さえも闇に消え、静寂の中をただ歩く。


「こっちにいってみよう」

 リンが暗い闇の中をひたすらに進んでいくと、パルキオがリンを見る。

「どうしたの?ふしぎそうな顔して?」

 パルキオが向いた方向が照らされるため、リンは横向きに歩き出す。

「じっとしてたら今のままだからね。自分を信じて歩いてるだけだから」

 感覚感覚、フィーリングと適当な歌を口ずさみ、リンは暗闇の中歩みを進める。


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