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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第15話 写生大会
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やくそくのおまじない




「そっかあ……」

「リンちゃんは急ぎすぎ。もっとゆっくりで良い――」

「ゆっきーにさ、魔法があるって教えたいの」

 ポーリャが話し終えるより早くリンは胸の内を開ける。

「だから私が一人前の見習いになれれば、ゆっきーが新しく入れるかなって」

 リンの胸中を聞いても淡々と答えるポーリャ。

「ならなおさら。約束して」

「約束?なんの?」

「頑張りすぎは控えること」

 リンの前にすっと小指を出すポーリャ

「わかった。約束する」

 ポーリャと小指を絡めて約束するリン。

 その直後に扉がコンコンコン、とノックされ祖父から御飯ですよとつげられた。

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