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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第2話 魔法を教わろう
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面影

 高台の階段を下りていると、リンは見知った顔に出会う。

 階下にある花壇を、ポーリャが見ていた。

「リンちゃん。散歩?」

「あ、うん。ポーちゃんも?」

「図書館の帰り。花を見に来た」

「ひょっとして民話読んできたの?」

「そう。スラブと日本のやつ」

「よかった。ポーちゃんは昔のままで」

 淡々と話すポーリャは、リンの言葉に首をかしげる。

「町もみんなもいろいろ変わったよね。引っ越し前と今とでさ」

「前と一緒。町もみんなも」

「そうかな。みんな背が伸びて大人っぽいよ」

「いずれ伸びる。リンちゃんも」

 ポーリャは淡々ながらもリンを励ますと、また花壇を見る。

 リンの記憶そのままに、色とりどりのパンジーが咲き乱れていた。

 その様子に安心したのか、リンは笑顔をポーリャに見せお礼を告げる。

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