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町のどこかに魔女がいる  作者: ぷらすとぷらす
第13話 家族とポーリャ
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昔の話とお茶会と

「前来た時の部屋?別の部屋?」

「前と一緒の所!あの頃に戻れた気がするもん」

 聞いてきたポーリャに即座に答えるリン。

 リンが荷物を置いたのを見ると、ポーリャは部屋へ招く。

 案内されるまま、リンはポーリャの部屋を訪れクッションの上に座る。


「久しぶりだね、こういうの」

「うん。前はよく行ったり来たりしてた」

「そうだね。魔女探しやって、ゆっきーも誘って。懐かしいね」

 わずかながらに嬉しそうに話すポーリャ。

 少しだけ微笑みを見せてポッドにお茶をいれる。

「ありがとポーちゃん。良い香りだね」

「練習した」

 どう練習したのかを聞きながら、リンとポーリャはお茶を楽しむ。

 小学校のころ、引っ越す前の話、引っ越した後の話、会話の花が咲き乱れる。

「リンちゃんが引っ越した後はどうだったの?」


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