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これは多分、違う  作者: 青井林檎
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聞こえない告白

よろしくお願いします。

Aと夜のドライブ中、信号で車を止めているとき、膝にあざができていることに気がついた。親指の爪くらいの大きさをしているが、いつぶつけて出来たのか全く見当がつかない。あざを自分の指で押してみても痛くはなく、それはただ視覚的に主張してくるだけだった。三回ほどあざを押したところで興味を失い、視線を前へと戻した。

いつもより停止時間が長い気がしていた信号機の色が変わり、車を発進させる。ここから高速道路の入り口はすぐそこだ。高速道路を使ってどこに向かうかは決めていないが、ただAと田舎に行きたいと思った。彼女にはそれがとても似合う。

「私、A のこと多分好きだよ」

車内は静かで思っていた以上に、この言葉はひびいた。

ちらりと彼女を確認すると、頭を動かし彼女はそれに頷いた。しかし、それは車の揺れによる私の気のせいかもしれなかった。

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