第七回:執筆環境
そういえば前回の『小説を書き終わる方法』はまったくもって単語ではなかったなと思っています。書きたかった話題なのでいいのですが、今回は『執筆環境』といたします。これなら複合語かとは思いますが単語扱いでよいでしょう。
モリはすべてのお話をEvernoteで書いています。文化人を気取ってiPad Proでの執筆に重きを置いていたのですが、PCはもっぱらWindowsユーザなので(愛用のMacBookProは十年ほど使い倒したら天に召されました)Microsoft Wordではないワードソフトが必要で、さらにどんなPCからもアクセスできるようウェブ版があり、かつ執筆に集中できるようほかの用途で使っていないものを、と面倒くさく考えた挙句のことです。使い勝手はといえば微妙です。iPad Proで執筆する際はなぜか全角スペースがすべて半角になる上(多分解決方法はあるのだと思いますが面倒です)、Evernoteで書いたものを『小説家になろう』にコピーアンドペーストすると、改行が二倍になります(多分解決方法は以下省略)。ただ、ドキュメント間の移動が早いので、「前回何書いたっけな」というときには素晴らしく便利です。その点でGoogle DocsよりもEvernoteを選んでいます。章ごとに話を管理したいので、章間の移動がどれだけ早いかはモリにとってかなり重要です。ただ、Evernoteはアプリ版には文字数カウントがありますが、ウェブ版にはありません。ではソフトウェアをダウンロードしてはどうか、という話になると思いますが、Windowsでソフトウェアを使うのが苦手です。立ち上がりが遅いからです。
しかし前述のようにiPad Proでの執筆に慣れればカフェでコーヒーをしばきながら作業するという小説家の夢みたいなことが出来るほか、小さくてコンパクトなので便利かしらと思ったものの、結局キーボードを接続すると仰々しくなります。これなら別にPCで良かろうぞ、と思うわけです。ましてやモリは最近新たな持病が発覚したため、現在外出をとても困難としています。カフェでコーヒーをしばくなどもはや夢の夢です。ということで、最近はほとんどのものをPCで書いています。するとPCに不満が生まれます。モリのPCはPCに強いモリの家の人が選んだゲーミングPCなので、とにかく大きいです。ラップトップとは思えない重さです。ならばiPad Proくらい小さいWindows PCがあればよいのではないかと思います。現在モリの家の人に安価で信頼性のある小型のWindows PCがないか相談しているところです。Chromebookが候補に挙がっていますが、そうなるとGoogle Docsに執筆を移行したほうが良い可能性もあります。もはや悩みしかありません。
小説執筆のための専用ソフトというのも多々ありますが、その辺もまだ手が回っておりません。いろいろ試した挙句EvernoteやGoogle Docsといった大御所に戻ってきてしまう、というのはあるあるです。とりあえず今はEvernoteにウェブ版に文字数カウントを導入していただくか、モリが諦めてEvernoteのソフトウェアを利用するしかありません。どう考えても後者しかありません。
ちなみに、小説の構成などには『Charasuji』というとても素晴らしいウェブサイトを利用しております。『Nola』というアプリを見つけて、似たようなものがないか探した結果に見つけたのですが、これ以上に素晴らしいウェブサイトはないのではないかと思います。『Nola』のようにアプリ版がないことが難点ですが、登場人物の設定からビートシート、シナリオボードまですべてを管理できます。とてもおすすめです。回し者ではありません。
本日は以上になります。ご清聴ありがとうございました。