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第二回:埼玉

 まずはじめに断っておきますが、モリは埼玉県出身です。6歳から14歳まで埼玉で育ちました。それ以前とそれ以降は海外で育っておりますため、埼玉のことはよく知りません。その前提でお話を聞いてください(ここで埼玉解放戦線のポーズをとります)。


 先日『翔んで埼玉』を鑑賞しました。非常に面白かったですが、ピーナッツのシーンだけはモリ家の人と一緒に見るに堪えませんでした。『イデアの肖像』の性質を読んでいただくとお分かりの通りモリはボーイズラブにも造詣がありますが、家族で鑑賞しかねないもので再現するようなシロモノではないと思います。それはさておきます。


 埼玉といえば確かに映画の通りやたらめったら虐げられている県ではありますが、モリの中では『都道府県差別など甚だおかしい』というリベラル派と、『だから埼玉の何が悪いっていうんだ』というコンサバティブ派に意見が分かれております。リベラルなモリ側としては、このようにエンタメとして都道府県差別を行うのは非常に面白おかしいので良いと思いつつ、日常レベルで「貴様…埼玉かッ」みたいな会話が繰り広げられるのはいささかどうかと思っています。どうでもよくないですか? と思います。劇中でもアメリカ留学をした設定のGacktが埼玉県民であることを知られ困惑されるというシーンがありましたが、モリはあれを割といつも体験しています。人生の半分以上を海外で過ごしながら、生まれが北与野だというと落胆されます。意味が分かりません。非常に理不尽です。


 コンサバティブなモリとしては埼玉は大宮周辺でさえあれば吉祥寺などと大して変わらない恩恵を受けられていると思います。モリ家の人が好きでよく見ている『月曜日から夜ふかし』辺りで散々議論されていた話題ですが、大宮にはとりあえずなんでもあります。あまり一般的なファッションに詳しくないので分かりませんが、ルミネとロフト(今は東急ハンズもあるのでしょうか)とそごうと高島屋とアルシェがあったら大体なんでも揃うんじゃないでしょうか。むしろ若者からお歳を召した方まで誰でも楽しめる街で良いと思います。使い古された議論ですが池袋まで一本で出られるならば何か必要なものがあっても大して不便でもありません。しかしモリは幼少期赤羽を埼玉だと思っていたことがあります。それもさておきます。


 そういうわけで、『埼玉差別』というのはエンタメとしては大変面白いのですが、真面目に埼玉を差別している方々を見るともう少し有意義な時間の使い方があるのではないかしらんと思います。ただ一点、さいたま新都心がついに新都心になれずに結局さいたまスーパーアリーナの最寄り駅みたいなポジションに落ち着いてしまったのは非常に哀しいことです。モリはちなみに大宮で育ちましたので、それ以外のことはあまり知りませんから、悪しからず(ここでもう一度埼玉解放戦線のポーズをとります)。


 本日は以上です。ご清聴ありがとうございました。

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