第十九回:ピアス
モリはピアスが好きです。現存しているだけでも耳に十個あります。耳以外のボディピアスに関してはあまり知識がありません。昔は手にマイクロダーマルがあったり、タンウェブなどがあったりしましたが。拡張していたこともありますが、6Gほどで外してしまった記憶があります。海外では三十ドル辺りからと安価なため、基本的にプロのピアッサーに頼んで開けてもらっていましたが、日本ではピアッシングが医療行為に当たるそうで、耳に開けるだけでも一万円かかると聞いてセルフで開けています。もちろんピアッシングガンは利用せず、すべてニードルで行います。一万円あればタトゥーを増やしたいのが本音です。モリはタトゥーも好きです。
とはいえ、最近はアクティブに新しい穴を開けるようなこともなかったのですが、つい先日ダイスを開けました。自分でやるものではないと思いました。まったくもって難しい位置です。日本の方々のセルフピアッシングの動画を見ていたところ、よくニードルを曲げて利用されている方が多かったので、真似してやってみたところ失敗しかしませんでした。元々モリは鏡写しになったものを理解したりするのが苦手なので、結局ストレートのものを刺したら一発で貫通しました。人がやっていたからといって無駄にファンシーなことはやってはいけないな、と自戒しております。一応軟骨部分ですので、ヘリックスやコンクぐらい腫れるであろうと思ってやりましたが、まったく腫れませんでした。あと想像していた何十倍も痛くなかったです。ただ、ピアスやタトゥーは痛みの感じ方に本当に個人差があります。手にマイクロダーマルを埋めたときなどは最高に痛かったです。
ピアスのケアに関してですが、これは食塩水に浸すのが主流かと思われます。しかしモリはズボラです。タトゥーはアフターケアとして軟膏を勧められるのですが(特になぜかボラギノールです)、ピアスを開ける際にもニードルの滑りをよくするために利用します。そこで、そもそもピアスを開けるときに使うマキロンと軟膏でなんとかなるのではないか、と思いそれでケアしておりました。意外となんとかなりました。とはいえ、やはりピアスの安定にかかる時間やケアの方法は人によって異なります。モリとて今回はたまたま運が良かっただけだとも思えます。ピアッサーに開けてもらった場合は、彼ないし彼女の指示に従うのが無難です。
ところで日本ではピアッシングガンが千円ほどで手に入りますが、とても恐ろしいです。ましてや舌用なんてのもあります。ピアス界において、ピアッシングガンを用いてピアッシングを行うのはご法度です。ロブなどならまだしも、軟骨などですと周辺の軟骨を破壊してしまうので、安定に時間がかかったり、そもそもめちゃくちゃ腫れたりします。なのでこれからピアッシングを行う方は必ずニードルを用いてください。初めてならば、いくらかかってもピアッサーにお願いしましょう。最初のいくつかはセルフでやるものではないと思います。
モリ自身はまたマイクロダーマルに挑戦したい気持ちはありますが、マイクロダーマルは排除が早いので金銭の無駄である感じも否めません。また、ピアッシングという行為がこれだけ高額であるとやはりタトゥーのほうにお金を回したいなとも思います。そういうわけで、今日はモリの好きなことについて語ってみた次第です。
本日は以上です。ご清聴ありがとうございました。