表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
230/238

集まれモフモフの森

「これで、ナンカイイカン鹿?の子供らを

捕えて置く必要が無いって事が分かっただろ?

さっさと、私らを小鹿らの元へと案内して、

開放する段取りに入らせて貰えないもんかね?」

街の代表者らの自ららが間違っていたとの自覚を受けて

ポラリが、そう問いかける


「あ、ああ、確かに僕らが間違っていた様だね・・・」

「そちらの、お嬢さんが言う様に、

これ以上、小鹿たちを捕えて置く必要性は

無くなったね・・・」

「ああ、街の混乱を収める為にも、

ここは、迅速に小鹿たちを開放するのが吉かな・・・」

「小鹿たちを、穏便に開放する手立てを

A級冒険者の皆さんと、ジョゼッペ爺さんに頼んで

考えて貰うとしようよ」


「どうやら、話の方は纏まった様だね?

それじゃ、私らも一緒に行くから、

小鹿らを集めている場所へと案内してくれるかい?

それと、私の事は、お嬢さんじゃ無くて

ポラリと呼んでくれるかね?」

「パサラ」

「サナエっす!」

「僕はコインです。

よろしく、お願いします。」


「あ、ああ、そう言えば各々の自己紹介

をしていなかったね、

これは、失礼した。

僕の名前は『オリモー』だよ」

「僕は『エーギ』だヨロシク!」

「僕の名前は『アオヤン』さ」

「そして、最後の僕が『キター!』だ」


「フォー〇ーブスかよ!」


「何なんっすか?コイン

その、フォーリ〇ブスってのは」


「い、いえ、大した事じゃ無いんで、

ここは聞き流して下さい。サナエさん」


「コインが、そう言うなら分かったっす。」


お互いらの自己紹介を済ませた街の代表らと、

コインたち一行は、

代表らの護衛を兼ねた街の警備責任者デスヨネーを

先頭として、

ナンカイイカン鹿?の子供たちを放牧しているという

街の中央公園跡地へと向かった。



「ここが、小鹿たちの放牧地となって居ります。」

一行を案内して来たデスヨネーが立ち止まり振り返ると、

コインたちに向かって、そう発言をする


「へ~、元の中央公園ってだけあって、

街中なのに結構な広さの放牧地だね」

「ざっと0.05平方マイル」

「マイルって何っすか?パサラのあねさん」

「何故にマイル!?」

パサラの適当な度斤量どきんりょうは兎も角、

そこには、広大な敷地が木製の柵によって囲われ

牧草の様な草に覆われた地面と、

敷地の中央部辺りに何本かの高木が立っているのが

見て取れた。


「どうだい?なかなかの規模の放牧地だろ?」

「ジョゼッペ爺さんの監修の元に、

小鹿たちに、なるべくストレスを感じさせない放牧地を

目標として作り上げたんだよ」

「お陰で、御覧の通りに

小鹿たちもノビノビとして生活してるよ」

「まあ、どれもこれも無駄な事だったって

今日、判明したけどね・・・」


「ハハハ、まあ、そこは高い授業料だったって諦めて

反省するんだね、

それに、この場所だって、他の動物を飼うとかして、

動物と触れ合える自然型の公園として、

街の人達にでも開放をすれば、

余り手を掛けずに、無駄にしないでも済むんじゃ無いのかい?」

「同感」

「子供とか喜びそうっすよね」

「ええ、僕が生まれ育った国でも、

その手の自然公園は良く在りましたね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ