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その撃鉄は突然として引き起こされる
決して想像してはいけない世界
あまりにも、幸せすぎる世界
突如として涙があふれ出る
「はーーーっ・・・」
深呼吸をする
深く
深く
そんな世界はないんだと言い聞かせる
そんな世界は、ない
考えるな考えるな考えるな
ゆっくりと目を開ける
目の前に広がる教室。
授業開始のチャイムが鳴る
いつも通りの風景
あまりにも普通でいつも通りで
笑ってしまいたくなる
お前らはプログラムか?
わかってる
みんなが望んでる
幸せな世界を。
理想を。
どうしてみんなが願っているはずなのに現実はこんなくだらないことになっているんだろう?
誰のせいでこんな世界になっちゃったんだろう
みんなが望んでるなら、どうしてそうはならないの?
放課後。
僕は、学校の屋上へ向かう
「やあ」
そうして僕は僕と対峙する。
「君は今日も見てしまったんだね」
「仕方ないよ。意図せずしてその世界が現れるんだから」
「そんなに君が幸せな学校生活を望むなら。そんなに大切な友達が欲しいのなら、ただ信じたらいいだけだろう?君の この世界 の 友達をさ」
「・・・いや」
「そう、できないんだ。君にはできない。今の友達には満足できてないんだろう?信用してないんだろう?欠点ばかりみやがって・・・その時点でお前は向こうの世界に行く資格なんてないんだよ」
「傷つくのは、もう嫌なんだ」
「出たね。ありきたりのセリフ。どうしてそんなに自分のことしか考えないの?どうして友達に対して審査してるの?コイツは俺の理想の世界にかなう友達かって。傷つく?そんなもの言い訳に過ぎないよ。」
つらい
現実が。
じぶんじしんが。
とってもきたなくて
「そんなことわかってるよ。だから考えまいとしてたんだ・・・。みんなが笑い合っている世界に、僕がいることも、その世界を想像する資格さえもないのもわかってるから。だから、だからもうやめて・・・お願い」
「・・・・どうする?
死ぬ か?」
「・・・あいにく、僕は地面を這いずり回ってでも生きたいんでね。」
「しぶといねー君は。」
「君ほどじゃないと思うけど。」
「・・・・何してるの?」
なぜ
なぜここに人がいる
鍵はちゃんと閉めたはずなのに。
僕の大切な世界が。
「・・・誰と、話してたの?」
その少女は不思議そうに見つめる
僕はなぜかとっさに言ってしまった
「助けてくれ」
つづく




