お布団の詩
3年という月日を共に重ね、ペちゃんこになるまで自分の体を支え続けてくれたお布団へ捧げるまえがきです。
毎日、当たり前のように身を委ネ、僕の体圧のすべてを受け止めてくれたお布団。
気がつけば3年が経ち、すっかりぺちゃんこになって背骨が痛むようになったけれど、そこには僕の苦しみも喜びも黙って受け止めてくれた優しさが詰まっていました。
長年体を張り続けてくれた相棒への、あふれる感謝を込めて贈る詩です。
わたしのお布団。ぺちゃんこのお布団。3年前からあるお布団。
決して貧相ではないが背骨が痛くなる お布団。
長年背中を預けて体圧のすべてを受け止めてくれた感謝を込め、この詩の続きを紡ぎました。
僕の形に窪んだその場所は
苦しい夜も 嬉しい夜も
黙って受け止めてくれた証
ペチャンコになるまで体を張り
僕の骨の痛みを 代わりに引き受けてくれたんだね
ごめんね、そして、ありがとう
君の潰れた綿の隙間には
3年分のお疲れ様が ぎっしり詰まっている
『3年前からあるお布団』をお読みいただき、本当にありがとうございました。
日々の生活に寄り添い、静かに自分を受け止めてくれていた日常の道具へ、ささやかな感謝と労いを込めて紡いだお話です。
ペチャンコになったお布団の痛みに、ふと自分の過ごしてきた月日の重みを重ね合わせる――そんな愛おしくも少し切ない空気が、皆さまの心にも温かく届いていましたら幸いです。
これからも、身近な日常の中に眠る小さな物語を大切に描いていきたいと思います。
また次の作品でお会いできるのを楽しみにしています




