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- 光 -


目を逸らすなよ、しぬぞ


 その瞬間、周りは光に包まれた


[マ]取り敢えず使ってみるか、、


むやみにカードに魔力を込めると、一瞬、身体が軽くなり、その後直ぐに重くなった



カードは燃えてしまった


[マ]……ん?


マリアの家に戻ってきていた


[マリア]大丈夫だった!?怪我はなかった?


[マ]ああ、けどちょっと面倒な事になった、

俺はもうこの国にいれないと思う


[マリア]何でなの?


[マ]俺はこの国の王、ラティーナに目を付けられてる、それに、この世界のことを知りたいし、旅に出る事にするよ。


[マリア]分かったわ…でも貴方の魔力を私に少し分けてちょうだい、私は魔力を受けったら、ずっと持っておけるの。

それと国を出るならシャルファット港に

行くといいわ、あそこは安全でお金があまりかからないし、魔力をお金として使えるわ。


[マ]そうなのか…分かった、魔力を込めるぞ?



 手をかざし、魔力をマリアの手に向かって込める。



[マリア]ありがとう、何時でも貴方の事を想ってるわ…。


[マ]ありがとう、じゃあ行ってくるよ



[マリア]さようなら…貴方…



そう言い、俺は国を出た、もう二度と戻ることは無いだろう、マリアに会う事以外は。



[マ]しかし、ここからどうやって生きていけばいいんだよ、最初のクエストで容疑者に仕立て上げられ、挙句の果てに国を出る羽目になるなんて…



愚痴を吐きながら、港までの道を歩いていると、一人の男が船員らしき奴と揉めていた。


[?]おい!他のやつには1200 ゴールドでいいと言っただろ!、何故俺だけ1300ゴールドなんだ!


[船員]それは貴方が沢山の荷物を持っているからです、持ち込めるのは5キロまでで、それ以上は追加100ゴールドです。


[?]ちっ!分かったよ、払えばいいんだろ?!


[マロ]何だ何だ、幸先が悪いなぁ…


[船員]貴方のお名前は?


[?]ハル クロスファイアだ


[マ]…おい、ハル クロスファイアだって?

確かマリアが言っていたこの世界でかなりの実力が無いと貰えないと言う天元称号を持ってる男だろ…何故こんなところに居るんだ…しかもクソでかい大剣を持ってやがる…


[船員]次の方、こちらへどうぞ


[マ]名前はマロ グランジお金が無くても魔力で良いと聞いてるんだが、大丈夫か?


[船員]はい!可能です、魔力変換の場合、

1人辺り120魔力となっております


[マ]じゃあ、それで頼む


[船員]分かりました


[クロスファイア]ったく、何で荷物で金がかかるんだよ、100ゴールドなんてしけた金じゃねーか


[マ]

気になるから、話かけてみるか…メリタァについて何か知ってる事が有るかもしれない



[マ]まぁまぁ、そんな事言わずに、貴方のお名前は?


[クロスファイア]何だ、いちゃもんでもつけに来たのか?、ハル クロスファイアだ


[マ]え?!、クロスファイアって、貴方はもしかして天元称号の…


[クロスファイア]そうだが、そうだったら何だ、俺はシャルファットに用が有る


[マ]いえ、でも貴方はこの世界の数少ない戦士ですよね?


[クロスファイア]何だお前、物知りだな、ずっと椅子に座って本でも読んでたか?、と言ってもそうだ、俺はこの龍世界の中の、最強の戦士だ、所で、お前はなんなんだ?


[マ] 

やはりそうだったか…しかしこいつ、口は悪いが、悪いやつでは無さそうだ。



[マ]俺は初級冒険者で、パイプラインからシャルファットへ行こうとしてる途中だ。


[クロスファイア]パイプライン?ラプティの所か、

でも何でシャルファットなんだ、あそこにはモンスターと国以外何もないぞ、


[マ]俺はメリタァと言うものを探して居るんだ、何か知らないか?



[クロスファイア]メリタァ…そうか、お前もか…



[マ]お前も?どういう意味だ?


[クロスファイア]俺もメリタァを探してる、お前はメリタァが何なのか知ってるのか?


[マ]

そう言えば考えたことも無かったな…


[クロスファイア]メリタァはこの世界の英雄と呼ばれる…


[船員]もうすぐ着きますので、降りる準備をお願いします


[マ]もう一回言ってくれないか?よく聞こえなかったんだが


[クロスファイア]自分で調べてみろ、俺はルノ シャールに用がある、時間が潰れて助かった



[マ]あぁ、


結局メリタァについて聞け無かったが、英雄

らしき奴が関係してるらしいな



[船員]ご利用ありがとう御座いました


[マ]取り敢えずこの魔界でメリタァについて調べ、金を稼いで飯でも食うか


しかし不気味な所だな…街の雰囲気は薄暗いし、住民らしき人達もあまりいい顔をしてない


[マ]この街にプレイヤーギルドは有るのか?、無いと飯も食えないぞ…



 [?]

マロ…



[マ]何だお前か、驚かすなよ



  [?]

もう一度クロスファイアに会うんだ…



[マ]何でだ、さっき会ったばかりだぞ?


   [?]

会うんだ…でも話しかけてはいけない話しかけてくるのを待つんだ


[マ]分かった、だがプレイヤーギルドは何処に有る



    [?]

今歩いている道まっすぐ進み、明るい所に出るんだ…


[マ]分かった、ありがとう



[マ]話しかけてはいけない…話しかけたらどうなるんだ?


少し疑問に思ったが、俺は無事にプレイヤーギルドへとたどり着いた


[マ]すいません、クエストを受注したいんですけど



[受付]クエスト?どのクエストだ



せっかくだからカードを鍛えよう…



[マ]じゃあ狩猟クエストでお願いします


[受付]クエストの魂レベルは?


[マ]レベル2で


[受付]じゃあ、天災の虎の狩猟クエストがある、報酬は3500ゴールド、場所はシャルファットの沼地ここから南に向かっていけ


[受付]依頼主は武器商人のモーゼス、ネバー通りの角にある店にいる、底に狩猟した証になるものを持っていけ


[マ]分かった


天災の虎…


[マ]どれくらいの強さなのか分からないが、天災と付くほどだ、かなり手強そうだ


そうして沼地向かっていると、通りの路地裏に、やせ細った女の子がお金をせがんでいた。


[女の子]お金を恵んでください…食べるものがないんです…


[マ]

とは言っても俺も金が余ってるわけじゃない…けど少し可哀想だ…


[女の子]誰か…お願いします…


[マ]俺は見るに堪えなくて、なけなしの1000ゴールドを渡した。


[女の子]ありがとうございます…!貴方のお名前は…?


[マ]良いんだ、そんな事より君は大丈夫かい?

それで食べ物を買うと良い、食べないと考えることも難しくなるからね


[マ]立てるかい?一緒にご飯でも食べよう


[女の子]はい…でも貴方の名前だけ教えてください、私にとっては恩人ですから…


[マ]俺はマロ グランジ、君は?


[女の子]私の名前はルイカです…グランジさんですね


[ルイカ]本当にありがとうございます…


[マ]君、行く当ては有るのかい?、親御さんは?


[ルイカ]…


[マ]言いたくなかったら言わなくていいよ、でも君が心配なんだ!


[マ]この店にしよう、美味そうだ、それに敬語を使わなくて大丈夫だよ!

[ルイカ]うん…


[店員]いらっしゃいませ、何名様ですか?


[マ]2人で


[店員]2名様ですね、ではこちらの席をご利用ください


[マ]美味しそうだね!、ここのお店来たことあるかい?


[ルイカ]ううん、こんなお店来たこと無い…


[マ]そっか、じゃあ好きな食べ物はある?


[ルイカ]りんご


[マ]りんごか、じゃあアップルパイでも食べようか!


[ルイカ]あの…本当にこんな豪華な物を食べて良いんですか?


[マ]大丈夫、気にしなくていいよ


[店員]お待たせしました!アップルパイです!



[ルイカ]じゃあ、いただきます…


[マ]いただきます


[ルイカ]美味しい…

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