-魂穿つ1冊の本-
[受付]早速クエストに行かれますか?
[マ]クエストと言っても、どういう物があるんだ?
[受付]主に探索クエスト、狩猟クエスト、戦闘クエストですね!
[マ]ふーん…
[受付]マロ様は新規プレイヤーなので、探索クエストをお勧めします!、探索クエストはクエストオーナーからの指定された区画で依頼された物を探すものですね!
[マ]じゃあそれで頼む
[受付]分かりました!、では魂レベル1のクエストで受注いたします!
[受付]依頼は、ラバ二ルーシ、と言う名前の犬の絵が書かれた1冊の本を、自死の森で探すクエストで、報酬は10000ゴールド、クエストオーナーの名前は、ラプティー様です!
[マ]分かった、本を探せばいいんだな?
その森にはどうやって行くんだ?
[受付]このギルドを出て、真っ直ぐ行ったら着きますよ!
[マ]分かった、ありがとう
[受付]行ってらっしゃいませ!
[マ]
そうして俺はクエストとやらに行くことになった。
森は深い霧に覆われていて、かなり気味が悪かった。
[マ]何だここは…すごく暗いぞ、、かなり奥まで来たが、本なんて何処に有るんだよ…詐欺に遭ったのか?
少し頭に血がのぼっていると、血の様な物がが付いている服と一緒に一冊の本が落ちていた。
[マ]これは…?
見つけたぞ!ラバニルーシ、だが、この服は何だ、血がついているぞ、その服には数字が書かれていた、
667
667
4
99999
111
[マ]この服は何だ?、まぁ、一応持って帰ってみるか
俺は気味が悪かったのでそそくさとプレイヤーギルドに戻り報酬を受け取った
[受付]ありがとうございます!クエスト達成報酬の10000ゴールドです!、しかし、どうやってこの本を見つけたんですか?、この本は見つけられていない事で有名なんですよ!
[マ]そうなのか?ただ歩いてたんだけどな
[受付]何にしろ、お疲れ様でした!またお待ちしております!
[マ]もう眠いし、マリアの家に帰って寝よ
[マリア]おかえりなさい!、プレイヤー登録は出来たかしら?
[マ]あぁ、出来た、だが俺は魔力が多い代わりに、体が弱いんだそうだ、プレイヤーには向いていないと言われたよ
[マリア]それって…
[マ]何だよ
[マリア]貴方は知ってる?この世界に魔力が多い体質の人は知られているだけで3人しかいないのよ…
[マ]そうなのか、それは大した難病って事か
[マリア]いえ、その3人の内2人は天元称号を持ってる人よ…
[マ]どういう事だよ…
[マリア]今日はもう寝ましょう!、貴方もこの世界の事を知れたでしょ?
[マ]あ、あぁ、おやすみ
[マリア]おやすみなさい!
少し気になったが、疲れていたし特に考えていなかった
翌朝
ドン!と音と同時に声が聞こえた。
[?]門を開けろ!捜査神官だ!
[マ]一体何なんだ?!
[マリア]貴方が、昨日行ったクエストで見つけた物が、国の問題に関わることだったらしいわ…
[マ]何でだよ!、俺はただ本と服を持ってきただけだ!
[捜査神官]話は後だ、おい女、失せろ
[マリア]キャッ!
捜査神官がマリアを押す
[マ]おい、何故そこまでするんだ!、問題が有るのは俺の方じゃないのか?!
[捜査神官]黙れ、罪に問われるのはお前だが、うるさくすればその女も連れて行く!
[マ]分かった、だからマリアにだけは手を出さないでくれ!
[捜査神官]ふん、最初から大人しくしてれば良いんだよ!
[マ]それで?、俺はこれから何処に行くんだ?
[?]マロ……カードを使うんだ……
[マ]おいお前、今なんか言ったか?
[捜査神官]……
[マ]
今度は無視かよこのスカが!
[捜査神官]この本に触れろ、そしたらまた付いてこい
[マ]はいはい、わかりましたよ
[マ]何だこれ!、おい!、
急に辺りが光に包まれて、少し目を瞑るとそこはピンク色の大きい城の前にいた
[捜査神官]付いてこい
[マ]おい、そろそろ何処に行くか教えてくれてもいいんじゃないのか?後その背負ってる大剣はなんだ?飾りか?
[捜査神官]それ以上喚くなら、今ここで力を見せてやる
[マ]スイマセン
[捜査神官]失礼します
[マ]何だここは…一言で言うと王室だ…ここでこれから何が行われるんだ…
[捜査神官]陛下、連れてきました。
[?]そうか…来たか…
[マ]はい、陛下、来ました
[?]下がっていいぞ、シン
[マ]所で…ここは何なんですか?、貴方のお名前は?
[?]…お前はラバニルーシと言う名を知ってるか?
[マ]はい、、昨日クエストで依頼されていた本に書かれていました…
[?]そうか…お前だったか…!
[?]我が名は レン・ラプティー!
[レン]この国の王であり!天元称号・雷を携えしも者だ!
[レン]お前を今ここで私の友人と相棒を殺した罪で殺す
[レン]
今ここに法律と言う束縛はない、何故なら私の光の中に居るからな!
そう言うとこいつは杖をでも魔術らしき物をを使い始めた
[レン]雷神よ、今ここに光を落とせ!
[マ]こいつが言っていたことが本当に意味がわからない、どうしたもんだ、そして俺は身動きが取れず、何も見えず、感じられなかった、こいつの声だけが聴こえた
[レン]あの本は我が相棒ラバニルーシの魔力が籠もった物だ、俺はずっとあいつを殺した奴を探していた!そして今日見つけたんだ!何故なら見つけられるのは、1回でもラバニルーシに触れていたらわかる魔術が付いているからだ!
[マ]おい、落ち着いてくれ、まず話を聞いてくれ!
まずいまずいまずい
[?]
マロ!、カードを使うんだ!
[マ]お前はなんなんだ!、取り敢えずこの場から逃げなければ、、、
[マ]よし、カードを使えと言ってるし、使ってみるか、、、これでだめだったら終わりだ…
[レン]終わりだ
目を逸らすなよ、
死ぬぞ