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-始動-


マリアの家の門を開けると、電気を帯びたよくわからない大きい柱のような物が街の中心に建っていた、


[マ]あれは何なんだ?


[マリア]あれは魔力式電力供給機ね!

あの柱の周りは雷がよく落ちるでしょ?その雷の魔力を使って街に供給しつつ、この国の安全を守っているのよ!

[マ]ふーん、、、だからここは天候が悪いのか


[マ]そんな事より、この世界でどうやって生きて行くかを教えてくれ!、俺は頼み事をされてて、その頼みを終わらせなければ面倒くさいことが起こるんだ


[マリア]頼み事、? まぁいいわ、取り敢えず付いてきなさい!


[マ]言われるがまま付いていくと、そこには中世ヨーロッパの様な街並みが広がってた。


[マリア]ここがパイプライン中央街ね!

いろんな食べ物や武器、それにマジックアイテムやアーティファクトとかが売ってるわ!


[マ]マジックアイテム?、アーティファクト?


[マ]あー、まだ言ってなかったわね、この世界には魔力が籠もった武器やアイテム、遺物や建物等があるのよ!中には、それらを売ってお金を稼いで生計を立ててる人もいれば、武器を使って戦ってる人なんかもいるわね!


[マ]大体分かったが、戦うってなんだ?何と戦うんだ?


[マリア]そんなのも分からないの?、モンスターや盗賊よ!それに国によってはお金のために、食料のために、戦争をしたりしてるところもあるのよ!貴方って何も知らないのね!


[マ]ごめん、本当に何も分からないんだ、でも、俺は過去と、未来を繋げるためにこの世界を知らなくちゃならない


[マリア]まぁまず貴方はプレイヤーギルドに行って、自分に合った武器、戦術、装備などを揃えるのと、プレイヤーとして試験を受けたほうが良いわね!今いるところをまっすぐ進めば、鳩 と書かれた

大きな看板が目印の建物が有るから、そこに行きなさい!

[マ]分かった、行ってみるよ。


そうして俺はプレイヤー、いわゆる冒険者のような感じの奴になる為にその建物に行ってみることにした


[受付]いらっしゃいませー!何かお力になれることはありませんか?


[マ]おぉ

辺りにはプレイヤー「冒険者」らしき人達が酒を飲んで話したり、〇〇ミッションと書かれたボードを見て、悩んでいる奴がいた。


[マ]すみません、プレイヤーになりたくて来たんですけど、、、


[受付]新規プレイヤー受付は右に進んでいただいて、階段を登ると受付がいますので、そちらでお願いします!


[マ]わかりましたー


そう言ってもらって俺は受付へと向かい、プレイヤー登録とやらをすることになった。


[マ]あの、新規プレイヤー登録をしたいんですけど、、、

[受付]分かりました、ではついてきて下さい


[マ]分かりました、、、 


どんどん階段を登っていくと、闘技場の様な場所に出て、そこにはいろんな武器や杖等が置いてあった


[受付]ではこちらの武器6種類の内どれか1つを選んで下さい!ここではその武器を使ったその人がどれくらいの強さかを調べるものです!


[マ]ぱっと見だが武器6種類は 大剣、弓、斧、槍、杖、そしてカードらしき物がある


[マ]じゃあカードでお願いします


[受付]承りました!、ではこのカードに魔力を込めてみて下さい!


[マ]魔力を込める?どうやってやるか教えてくれ


[受付]、、、、分かりました、ではこの像に触れてみて下さい!


それはこの国の王らしき人物の像だった、黒い髪の毛にラインに白が入った白色の杖を持った男が置かれていた


[マ]分かった、


そうして触れてみると、自分の身体が熱くなり、今にも汗が吹き出そうなくらい苦しくなった

[マ]はぁ、、これで良いのか?、何だか苦しいぞ、、、


[受付]これは、、、


[マ]どうかしたのか?


受付は険しい顔をしていて、今にも帰ってくれと言いそうだった


[受付]以前プレイヤーになった事はありますか?


[マ]いや?、何故そんな事を聞くんだ?


[受付]いえ、あまりにも魔力が多すぎるので、、、


[マ]おぉ、それで何か悪いことがあるのか?


[受付]ご存知ないのですか?、魔力が多い方は身体が弱く、モンスターに対してあまり優勢に戦えない可能性があります


[マ]そうだったのか、、、それで、俺はプレイヤーにはなれないか?なれるのか?


[受付]いえ、、成れない訳ではないのですが極一部の体質の人しか今の所は居ませんね…


[マ]分かった、でも俺はならなきゃいけないんです、お願いします!


[受付]分かりました、ではプレイヤー登録として名前を教えてください


[マ] マロ・グランジです


[受付]では登録いたします


[受付]早速クエストに行かれますか?


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