3 初めての狩り
アイテム整理とただ肉を焼く練習を初めてはや1週間が経ちアイテム整理はほとんど片付き、食べられるレベルに肉を焼くこともできるようになった。
最初の頃は酷かった1番酷かったのは表面真っ黒中は生肉という出来栄えだった。アイテムボックスの整理でパンや果実そして野菜がある程度の量見つかり何とか生きていられた。
そして発見があった。
兎肉の調理に難航していた時他の肉なら簡単かもと思い、よく使われている牛や豚の肉を焼いたら兎よりはまともな出来になりやっと食べられる出来になったと言う訳である。
そしてこの拠点もこれまでゲームだからとキッチンと机やテーブルそしてベッドしかなく2日ほど経った時お風呂が欲しくなり生活の質を上げるためシャワーやお風呂冷蔵庫を作り、アイテムボックス整理の為作業場に素材貯蔵の箱や棚を作り、かなり生活感が増した。
「はぁ。疲れた。1週間も作業してたなんて...ゆっくりゲームしたいのに!」
ん?まって?ゲームの世界よね?ここ。
私はなんで1週間も拠点にひきこもって拠点整備してたの?
夢の世界なのに?
「あーーーーー!なにやってんの私!モンスター狩ったり探検したりしないと!せっかくのゲームの世界なのに!」
とりあえず外に出てその辺のモンスターでも狩ってみますか!
そう思いつつ部屋着にしていた半袖シャツと長ズボンから戦闘用の装備に着替え愛用の狙撃銃を持ち外に出た。
外のミストフォレストの霧はとても濃くスキルをいくつも使わなければ全く見えない程だった。
「うっわ。すごい霧だなぁ〜。とりあえず木に登って獲物を探しますか!」
そう言って木に登って《熱源感知》と《遠視》を使い獲物を探した。
「おっ!いたいた!虎ちゃんだぁ」
虎ちゃんとはミストタイガーと言う名の大型の魔物で灰色の毛皮で攻撃力が高く足が早い魔物で霧に紛れて奇襲を行い逃げるヒットアンドアウェイを徹底したBランクの霧の中の狩人である。
「さて虎ちゃんこのゲームの狙撃銃使い自称ナンバーワンである私の初めての獲物になってねぇ〜」
そう言いながら自分の身長よりも大きい狙撃銃を構えた。
なぜ私が、自称ナンバーワンなのかと言うと、FPO内で狙撃銃は最も人気のない武器だ。見た目や名前の響はかっこいいそして最も攻撃力が高いが、取り回しが悪く、適正攻撃位置が遠距離なので後ろなのでパーティでの戦闘の際ほぼ孤立し、中距離で撃とうものなら敵が爆散し素材がダメになってしまう。そしてある程度スキルを持っていないと攻撃が当たらない。
そういった理由から狙撃銃を持つ人がほぼ居ないそして私はスキルを全て使ってだが最高5000mまでの狙撃に成功している。
このゲームの公表されている最高記録が3800mの狙撃とされている。
さて自慢はここまでにして、狙撃に集中しないとね。
狙撃銃のスコープをサーマルスコープに切り替え照準をミストタイガーの頭に合わせ引き金を引いた。
その1発でミストタイガーは倒れた。
「うん!この辺は変わってないね!一撃必殺ぅ〜楽しいなぁ〜」
さて、素材剥ぎ取りに行かなきゃね。
そう言いながらミストタイガーが居た所まで歩いて行き剥ぎ取りを開始した。
「これもしかして剥ぎ取り上手くやれば全部素材として取れるんじゃない!?」
頭は吹っ飛ばしたので毛皮と爪そして尻尾が剥ぎ取れた。
これまでは剥ぎ取りをしても一定確率でしか素材が入手出来ずに皮だけしか取れないなんてこともあった。
「って事はかつて周回したボスモンスターのレアドロップも簡単になったと言うことかな?これは....フフフ楽しくなってきたなぁ〜」
これからにワクワクしつつこの日は拠点周辺にいたモンスターを大量に狩り拠点に帰った。