38/39
37 増援
新キャラクターの設定に時間がかかったため、更新が遅くなりました。申し訳ありません。
警報装置が廊下中に鳴り響き、警備用の球体AI兵器、キュービィーが出撃する。
拙者は曲がり角から大挙して押し寄せたキュービィーの姿に動揺するも、咄嗟に苦無を構え、敵の戦力を正確に把握しようとした。
数は···ざっと5機か。相当分が悪いな。
敵の主兵装が自動追尾型マシンガン、即ち飛び道具でしかも苦無が通りにくい鋼鉄の体であることを考えると、生存率は絶望的とも言える。
あまりに気が動転していたので警報装置の存在を忘れていたが、まさかこれほどの数を相手にすることになるとは。
拙者は苦無を構え、警備のAI兵器を迎えうとうとする。
その時。
「間に···合った!」
可愛いらしい少女の声が拙者の耳に入った直後、緑色の閃光がキュービィーを直撃し、直後、キュービィーがパーツやネジを撒き散らしながら爆音と共に四散した。




