26 秘伝!忍者グルメ
軍畑を始末した後、拙者は事務所で血がついた服を片付け、新品の服に着替えて帰宅の徒についた。
血がついた服を民間人に見られて騒ぎになっては困るからなのだが、帰り道に居酒屋から出てきた、品性下劣さが身なりから漂う派手な大学生グループと遭遇、拙者の処女·非処女を判定する忍術·音響波にて確認したところ案の定非処女どころか膣が広がりきった堕落した売女であったため、内蔵を引きずり出した後体を真っ二つに切り裂き、男共々惨殺したので結局血まみれになってしまった。
(まあこんなこともあろうかと重ね着しておるので無問題なのだがな)
まあ、服を使い捨てにするのは倫理的にも経済的にも良くない。
地球に負担をかけるヤリチンどもの下劣さに怒りを覚えながら拙者は自宅から15分ほどのコンビニに入る。
近くにも何軒かコンビニがあるのだが、女店員が男と付き合い大和撫子の誇りを捨てけばけばしい下劣な化粧や服で男を誘う売女と成り果てたのを見て日本男児としての血が騒ぎ、みな先程の大学生のように惨殺したので自動的に行けなくなってしまったのだ。
後悔はしていない。
ともかく、拙者は目的のコンビニに入る。
このコンビニは商業高校前にあるので品行方正な男子高校生の店員が多いのだ。
無論商業高校にも品行方正でない学生はいるが店側が雇わないのでこの場は品行方正な日本男児しかいない。
まさに拙者のサンクチュアリであった。
「らっしゃっせー!」
男子生徒のバイトが拙者に声をかける。
恐らくスポーツマン、それも淫売マネージャーやゲイ部員のような乱れる要素のない健全なスポーツ部の部員なのだろう、爽やかな声が拙者の乱れきった日本の将来についての不安を幾分か緩和してくれる。
さて、コンビニに入りまずはお気に入りの漫画、「アカイジ」「クリーチャー娘のいる日常」「はらみ荘」の新刊をかごにいれ、
忍者アイドル育成ゲーム、「忍ドルマスター忍デレラガールズ」に課金するための「gaoglepay」カードを購入。
雑誌コーナーは「コミック悦楽天」の発売日はまだなので素通りする。
ついで拙者はいよいよ晩酌の準備をすることにする。
といっても酒は飲めないので「エナジーガード」と「アカデミック·ペッパー」を購入。
108円のおやつジャーキーの購入も忘れない。
その足でお菓子売り場に赴き毎日一つずつ買うのを楽しみにしている「アズールクレーン」と「FEO」のウエハースを購入。
ちなみに拙者は前述した「忍マス」のウエハースも発売することを強く望んでいる。
さて、飲み物とお菓子を選んだところで次はつまみを選ぶ。
もちろん拙者は日本の国民的つまみである冷奴をチョイス。
そして冷凍食品のたこ焼きも買っておく。
いざ、レジへ!
「お会計失礼致します」
先程の店員が精算をする。
「お会計5360円になります」
一般的にコンビニでの一回の買い物の金額が5000円を越えるというとかなりの浪費家の印象を受けるだろうが、ボーナス抜きで月に100万円以上稼ぐエリート忍者である拙者にとっては安いものである。
現金で支払いを済ませ拙者は帰宅の徒についた。