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24 ビール瓶

ナージャが軍畑の顔を床に叩きつけるのをやめる頃には軍畑は顔中から血を垂れ流していた。

意識を取り戻したようだが、叩きつけられた際に歯が折れたことで空きっ歯になってしまっている上、最早満足に言葉を話す気力もないらしく空きっ歯の隙間から息を吐き出すことしかできないでいる。


「キャハハハハハハ、面白い顔ー!これがこれから死んでいくやつの顔だと思うと尚更ゾクゾクしちゃう!」


「ハッ、ここまで無様に糞垂れ流せるとかお前人としてのプライドねぇのかよ?言葉すら話せねぇとかてめぇほんと豚そのものだな」


軍畑は最早反論するどころか、息も絶え絶えで最早虫の息といった様子であった。

そんな軍畑をナージャは心底見下した目で見下ろしこう続けた。


「本来ならてめぇみたいなやつにこの酒を飲ませるとか酒が可哀想でとてもできないんだが、ま、ボスの顔に免じて飲ませてやる!ほら、尻出せ!」


ナージャは軍畑の糞まみれのズボンとパンツを勢いよく脱がせた。


尻から出された汚物と股間についている汚物が世にもおぞましいハーモニーを奏でる。


「うえー、くっさ!まるでこいつの心みたいに汚ならしいよ!」


今世紀最大の正論を軍畑に叩きつけるサシャ。

それを聞き流しながらナージャは未だに困惑する軍畑の尻にビールを押しあて、


「オラァッ!」


履いているメタルブーツでビール瓶を蹴り、軍畑の尻にビール瓶を捩じ込んだ。

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