87.ときどき
ベスタと乳タイプ兄弟が参加した朝の日課を済まして朝食を取り。(カールとジョン負け)
昼に校門でおち合うコトを決めロリ&くっコロと分かれる。
さあ、魔法クラスに行くか…。
魔法科にはロールパンナ(メアリー)は居なかった。
召喚魔法科か高等魔法科クラスに居るのかも知れないな…。
高等魔法科は宮廷魔法使いを多く輩出しているクラスで、魔法科を出た貴族が通う場合が多い。
まあ、貴族の軍人魔法使いが入学する場合も有るが…。主にコネ作り目的で。
召喚魔法科は生徒が少数でここ数年入学者は居ないので休眠状態という話だから。
高等魔法科だろう、一度覗いて主人公を探すか…。
しかし、気さくな貴族は居ないだろうから。敷居が高いな。
魔法科のドアを開けると。
教室は緊張感に包まれている。
うむ、流石魔法使い共だ、講義に望む気合はすばらしいものがある。
何時も空いてるロビン君の隣りに座る。
「おはようロビン君。良い朝だ。」
「お、おはようございます。オットー様。」
「ロビン、冒険者ギルドの場所は知っているか?」
「ハイ判ります。」
「では地図を描いてくれ。解からなかったら道案内だ。」
紙とペンを渡す。
ロビン君が必死に書いている。
流石ロビン兵を目指しているだけあって。地図の書き方も習得しているらしい。
大事に使おうロビン兵。無駄死にはさせないからな。
なお。王国軍の士官と魔法使いはスケッチが必須スキルだ。
写真機が無いからな…。
教室を見渡すと後ろの方でフェルッポが手を振っている。
コチラも手を上げ挨拶する。
教授が入ってきたので授業開始だ。
「おはよう諸君。では今日は昨日の続きの結界について話をしよう…。」
なるほど、魔法結界は自分の周囲の魔力を変換して魔法攻撃を無力化する方法らしい。
質量攻撃には無力だな。
魔力の放出とその空間体積の計算式が出来ているらしい。
ただし、空間を安定させるまで魔力を使えば境界面ではかなりのシールド効果が発揮されるようだ。
ある程度までなら物理攻撃や熱&冷気にも耐えられる。
帝国兵はどんな結界魔法を使うんだろう?
ロビンで試してみるか?
ロビン君を観察する。
ロビンが何故か震えだした。
「オットー様何か…落ち度が有りましたでしょうか?」
「いや、なんでもない。地図をありがとうコレなら目的地へ行けそうだ。」
「いえいえ、大したものではございません。」
地図を見るとあのオネーさんの居る魔法店の近くだ。
なるほど、冒険者ギルドから王都の門に行く間にある。
コレは流行るだろう。
あのオネーさんの谷間ダケで持っているのでは無いのだ。
授業が終わり。
ミソッカス共と挨拶をして教室をでる。
明日の休みを利用してアレックスが実家に帰ると言う話だった。
乳タイプ兄弟も家の用事で軍の詰め所に行くらしい。
マルコとフェルッポも一旦実家に報告に戻るという話だ。
まあ、貴族には家の用事が多いだろう。
俺は宮廷に登ったことも無いからそんなイベントも無縁だ。
帰りの生徒が行き交う校門でロリロリ&くっコロと集合する。
さあ。エールでボロリしようじゃないか?




