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85.執事

「では明日。」

校門前でエミリー&ロビンと別れる。

明日は半ドンで明後日の休日は皆何か用事が有るようだった。

ひさしぶりにゆっくり…。出来んな。

明日の午後はベスタを冒険者登録して。

馬車と馬を見て…。

まあ、良い明日考えよう。

寮に付くと夕食の時間まで悪魔辞典でハアハアして過ごした。

まあ、悶々したぶんはベッドでハッスルするんだケドね。

夕食の時間なので食堂に向かう。

札は順調に裏返っているようだ、あと4、5人で俺の札だ。


目の前を男達が軽く会釈して通り過ぎる。

俺の番になったので席に付く。

「集まりましたね。ではロバート。始めましょう。」

メガネ執事が合図を出してメインの配膳が始まる。

相変わらずのモミアゲロールパン。コイツゲームに出てきたか?

確か、あの横に立つ鬼畜メガネ執事(Mr.ロバート)は出ていたはずだ。

学園パートでNPCの執事は二人しか出てこない。

メガネした執事はその一人だ。

ボンクラ王子の婚約者の執事だ。

その婚約者は俺の婚約者になるジェーンの姉だ。

後はヤンデレお姫さまの執事、マッチョのスグに上着を脱いで筋肉を見せ付けるハダカ執事しかいない。

あのロールパンがメアリーか…。

そう思うと少し面影があるような気がする。

ガン見しないように。ごく自然に観察する。


メインが俺の前に来た。

今日のメインは大皿に大きなソーセージ2本にサラダ付きマスタードが添えてある。

サラダドレッシングとソースは兼用らしい別のボート皿に入っている。

パンとイモのポタージュスープ。ココットに木の実の紫色ゼリーが付きだ。



「皆に行き渡りましたね。では、豊穣の女神ディアナに感謝を。」

モミアゲロールが宣言して皆が祈りを捧げる。


食事を始める、フォークとナイフでソーセージを切り分ける。

ソーセージの皮は食べられないので優雅に解剖する。

俺がやると優雅さが無いな…。

女子がソーセージを食べている姿を見ると何故かヒュンとするのが男の性だ。

特に無表情でナイフで切りフォークを突き刺すロールパンナ。

絶対怖い女だ…。


一口食べる。

うん、うまい、香草が効いている。

脂身の少ない肉なのか噛まないと味が出てこない。

噛めば噛むほど味が広がる。

タマネギの微塵切りが入ったソースは濃い目のソースで酢の酸味と生姜の辛味がある。なるほど、野菜にも肉にも合うな。

大皿に添えてあるサラダは葉物がメインだ。食感はレタスに近い。

パンは何時もの王国パンだ。あの帝国式パンでも合うと思う。

イモポタージュスープは香草で風味を出している。

紫色のゼリーは甘みが無い。

しかし、後味の残らないすっきりした味で少し渋みと酸味がある。


たまヒュンの夕食が終わる。


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