80.クラン
マイト先輩と納期と道具のコトについて話しながら歩く。
魔法クラスに向かう途中にロリメイドとくっころ騎士、オリエンタルロリが歩いていたので合流した。
一応紹介したが。
マイト先輩は俺が奴隷を持っていることに驚き。
くっころ&ロリロリ達は俺が敬語で話す人が居るコトに驚いていた。
おかしい。俺はTPOができる男なのだが。
意味はもちろん知っている。
TPOだ。
まあ、今で言うチョイワル親父だな。
やりすぎて極悪オヤジにならないように何時も気を使っている。
魔法クラスでは丁度、授業が終わったところで教室からゾロゾロ生徒が出てくる所だった。
群集の中にコソコソ進むロビンを見つけ一瞬で捕獲した。
グウの音も出させない。
首を押さえたからな。
ロビンを引きずりミソッカス集団と合流する。
「おはよう。オットー。今日はどうする?」
相変わらず邪魔な前髪を触るアレックス。
切れよ。前髪。
「オットー。今日はやっと食堂のメニューが復活したらしいんだ。食堂に行かない?」
「弟よ。どっちの食堂だ?」
「兄さん、どっちでも良いよ。」
「ああ、まあ、今日は庶民の食堂だな。今日は俺の配下が居る。」
「別に招待すれば良いんじゃないか?」
「ああ、そうだな、まあ、問題は無いだろう、皆が納得すれば…。な?」
乳タイプ兄弟がおかしなコトを言う。
「おいおい、俺は要らない顰蹙は買うつもりは無い。ウチの配下を好奇の目に曝すつもりは無い。」
「あ~、オットー。上級食堂は貴族専用だがゲストが生徒なら利用は問題無い。従士も数人での会食なら通例で一人二人なら問題ない。」
アレックスが説明する。
いや、俺は他の貴族の目に付くようなコトがしたくないだけなんだ。
「しかし、他の生徒が不満を言うのでは?」
「オイ、スゴイな。オットーが生徒の評価を気にしているぞ?オットーに文句言う生徒が居るのか?」
「言った生徒は明日には全員皆殺しだな。」
おかしなコトを言う乳タイプ達。
俺がか?誰がころした?くっくロビン。
「あの…。オットー様。ロビン様のお顔色が…。」
ロリメイドの指摘で気が付く。
おお、すまん、つい力が入った。顔色が紫のロビンをヒールで治す。
アレックスが言う。
「ああ。問題ないよ。今日はオットーのホストなら誰も文句言わないさ。」
「そうだな。問題は無い。」
「そうだよ。兄さん。もう、行こうよ。おなか空いた。」
「まあ、問題は無いだろう。」
「そうだな。」
乳タイプは何時も我侭だ。
「あの、私達は…。大衆食堂の方へ行くので。」
「いや、僕も遠慮しておくよ…。」
何故か逃げ腰になるオリエンタルロリとマイト先輩。
「ソレだと人数が合わなくなるんだ。」
何故かマルコが逃がさない。
「よし!決まったね?ホストがオットーでサブが僕だ。ゲストの数も合ってる。僕に任せて。行こうよ。」
アレックスの先導で上級食堂へ進む。
中に入るとギャルソンが出てきた。
「オットー・フォン・ハイデッカーとそのクランの者たちだ。僕はアレックス・ワイヤード。従者と生徒は話があるから席に着かせてくれ。コレはクランの会合だ。」
「はい。かしこまりました。」
深々と頭を下げるギャルソン。
ロリロリくっコロは皆の影に隠れている。
後は俺がボロリすれば完成だ。
毎朝ボロリしているけどな。




