75.物価
(´・ω・`)話の切れが悪いのですごく短いです。
すごい満足だ。
帝国のピタはナンに近い。
次は大枚叩いてピタ喰い放題に挑戦しよう。
心に誓う。
食後のお茶を飲みながら話が弾む。
俺の解からない学園の話もでた。
後ろに座る男の話に聞き耳を立てる。
「ああ、昨日の昼はイキナリ兵隊がやって来て残りを全て買い取ると言って来た。その場で現金払いだ。お陰で昼から配達する飲食店に頭を下げにいったら、店主が”キミのところもか?”って。聞いたら肉卸している店も兵隊に買い取られたらしい。」
「結局、2日続けてやられたな。ウチの店は一昨日だけだったけど、兵隊は”たぶん量が揃うから明日は要らない”って言われてたんだ。まあ、今日は速めに配達したから、大丈夫だ。」
「参った。家庭向けの野菜は朝のウチに売れてしまうが。飲食店や宿の食堂向けは昼から配達が基本だから軍隊にも困ったもんだ。宴会でもするのか?生鮮食料なんて日持ちしないだろ。」
「宴会なら大宴会だ、かなりの量だ。一日二日で食いきれる量じゃない。」
「やれやれ、お陰で昨日と今日で随分お客さんに頭を下げた。損はしてないけど勘弁してほしいぜ、こっちは信用が第一なんだ。」
「ああ、今回は市場全体での品不足だったからお客さんも納得したが。こんなの困るよ。」
「後で市場の組合長から軍に文句言ってもらえ。”大店商店を通せ”って。」
なるほど、野菜の乱高下は軍隊の影響なのか?
市場で軍隊が生鮮食品か…。
まさか俺のせいじゃ…。まあ、ヤッタのは軍隊だ。
会計に挑む。
「あの、オットー様。店主が”ココまで食べられる方は店始まって以来です”と言ってました。」
「そうか。しかし俺には付け合せが足りないな。”カレー”には必須だ。」
できれば福神漬けが欲しいチャツネは要らない。チャツネ?
驚く店主。
「カレーは帝国西方の海に近い都市の名前でソコの名物”カレー・エール”は肉でなく魚の干物が中心になります。」
「そうか、ではそのカレーも何時か喰いたいな。」
「夏場に良く作ります。」
「よし、その時また来よう。」
意外に旨かった。
やっぱり”エール”は”カレー”にかぎる。
よし!!何時か帝国の一部を占領してカレー帝国を構築しよう。
帝国印度化計画だ。




