71.ウェーイ!w
授業をサボって、錬金術を行なう。
いい加減学校に行かなければ。
不登校で家に連絡が来そうだ。
先ずは収納スクロールの量産。
銅版印刷だと定期的な版のメンテナンスが居る。
釘で補正しながら刷る。(ガリガリ)
くそう!!エッチングにしてえ。
心が折れるまで、50枚刷った。
次に、”ウェイ”のスクロールを銅版転写してガリガリする。
「この世界にシルクスクリーンが有れば…。ガリ刷りでも良いな。」
二回目なのでコツが解かる。
ウェスが無くなるまで刷った。
マジックインクの残りが少ない。
検品するので仕方なく”ウェイ”のスクロールを消費した。
60枚刷った。(失敗含まず。)
流石に布が無くなる。
生地屋で安く買うしかないな。
幸い。生地屋に手管はある。
シルクの生地も売っているか?
銅版を買い足さなければ。
いっそのこと、作業場を生地屋に移すか?
道具を一から揃えるのは大変だ。
まあいい、今は今週の納品を生産するだけだ。
机の上に鋼のインゴットを取り出す。
サーチ結果
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道具:鋼
効果:量産品の鉄(鉄:98.6%モリブデン:0.4%炭素:0.4%バナジウム:0.2%マンガン:0.1その他:0.5%)
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25cm四方にも満たないの鋼のインゴット。
コレで100kgか…。
鉄は重いな。
「二つに分かれよ!!」
魔法で二つに分ける。
うん?なんか魔法の通りが悪いな。
イカン!!マルカに指輪を返していた。
今から学校行って借りるのも面倒だ。
仕方ない、試すか…。まさかこの俺が…。
決意を込めてポーションを煽る。(ゴクゴク)
「”ウェイ”」
まさか俺が”ウェーイw”するはめになるとは思わなかった。
砥いでない包丁を取り出し。
鋼のインゴットに魔力を通す。
現物が在るとイメージが楽だ。1本250gでイメージ。
200本の包丁が出来る。
一本手に取り見比べる。
うん、違いは解からない。
コレを収納したら混ざってしまわないだろうか?
1本収納してみる。
GUIには”包丁(未処理)”と出た。
良かった、混じったら大変だった。
全て収納する。”包丁(未処理) ×200”だ。
次はペディナイフだ。
ペディナイフは400本出来た。
問題なく熱処理もおわって完成した”ウェーイw”




