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61.商人ギルド(1)

(´・ω・`)新年明けましておめでとうございます。

今年も頑張ります。


「お前ら母娘を俺が買おう。」

金貨30枚の領収書を見せて微笑みかけると。

母と娘が死にそうな顔になった。

おかしいなあ。良いアイデアなんだが。

「オットー様ソレはあ゛んま゛り゛でず!!」

涙目のロビン。

「よし、先ず娘。コレを読め。」

収納から布切れを出す。

「は…い。」

亡者の様に手を伸ばし受け取る娘。

ボッフッ

イキナリ布が燃えて驚いている。

「ソレは収納のスクロールだ。解かるか?使えるハズだ。」

「え?あの?なぜ?」

「よし!行くぞ娘!!」

「え?あの?ドコへ?」

混乱する娘を肩に担ぐ、まるで小鹿を担いでいるようだ。

ロビンが泣きながら追いかけてくる。

と言うわけで。

商人ギルドにやって来た。

「よし!!受付。貸付金の契約だ公証人を出せ!!」

公証人が出てきて基本的な所を詰める。

よし!!良いだろう。

「トリーニア・ビゴーニュの所有する。”雑貨と生地の店ビゴーニュ”に、オットー・フォン・ハイデッカーは金貨1000枚を貸し付ける。利子は年一回金貨30枚。契約年は免除で来年より年末までに本人又は供託口座に支払うこと。尚、元本が返済されるまで店舗及び付属有価券、トリーニア・ビゴーニュとイレーネ・ビゴーニュはオットー・フォン・ハイデッカーの占有物とされる。」

公証人の目は懐疑的だったが、白金貨1枚をトレーの上に乗せると話が早くなった。

やっぱ。世の中ゼニよ、ゼニ。

公証人の手数料が金貨10枚だったのが痛かった。

雑貨と生地の店ビゴーニュの口座に渡した白金貨1枚を振り込む。

「娘。コレは見せ金だ。ココに有るだけで信用が発生する、無いモノだと思え。」

「は、はい。」

「ロビン、この娘と母親は俺の所有物だと噂を流せ!!」

「ううっ。はい。わかりました。」

男泣きするロビン、そんなにこの店が助かったのが嬉しいのか?


店に戻ると。

何故かアレックスが復活して母親を口説いていた。

空手チョップを討ち込むため近づく。

あっ、カン付きやがった。

「オットー、帰って来たのかい?優雅な姿ではないな?」

やべえ、殴りすぎておかしくなったのか?

「おい、どうした?悪いものでも食べたのか?」

「さっきからこんな感じだ。」

肩を竦めるジョン。カールはお手上げと体で表現している。

「ああ、アレックスは健康的な御夫人が好みだからな。」

マルコがうんざりした表情だ。そう言えばアレックスは司書さんにも迫っていたな。

「終わったのかい?オットー。」

手持ち無沙汰のフェルッポ。

「外って置いて悪かった。用事は済んだ。この店と、女達は俺の占有物になった。」

リアルorzするアレックス。

「な、ん、で、何時もオットーに女が集まるんだ?」

「お前は”イケメン”だから普通に女に困らないだろ?」

「”IKEME”?何だって?」

マルコがツッコミを入れるが。答える気力も無い。

「アレックス、女は何時も力と金の有る者に集まる。仕方ないだろ?オットーは問題を解決する能力が在るんだ。」

ジョンがアレックスを鎮める。

納得しないが理解はしたような表情のアレックス。

ロビンとはココで分かれて皆で寮に戻るコトになった。


「ごめん、力になれなくて。」

「良いのよロビン、コレで店も私も大丈夫、私、続けられるわ。」


いや、意外と続かないぞ?

精々俺の為に奔走してもらう。

先ずは兄貴に手紙を書こう。

(´;ω;`)出来ればエタっているのを片付けたい。

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